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山梨大学

からっ風が吹きすさぶ甲府盆地。寒い。かつてここを武田氏が支配。
清和・源氏の流れを汲む武田氏。その勢力は十六世紀半ば、
武田晴信(たけだ はるのぶ:後の信玄)の時代に絶頂。

晴信は父・信虎を今川家へ追放し、家督を相続。
みごとな統率力で武田家をまとめました。

さて、そんな甲府。JR甲府駅・北口を降りてみましょう。そのまま北へ
緩く真っすぐな坂。武田通り。歩いて行くと、あちこちに武田家ゆかりの
武将の碑。武田家は今も、甲府市民に愛されてるのですね。

十五分ほども歩くと山梨大学が通りの両側に見えてきます。
地元では梨大(なしだい)。右は工学部、左は教育人間科学部。

医学部もあるのですが、ここメイン・キャンパスからは遠く離れた場所。
もともとは山梨医科大学と言って別学だったのが、2002年(平成14年)に
梨大・医学部に。けれど遠すぎて、メイン・キャンパスとは、
ほとんど交流がありません。

要するに、実質的には梨大、二学部のみ。教育学が時代を牽引する学問に
なるとはとても思えませんから、梨大の今後は、ひとえに工学部に
かかってます。工学部の学科構成を見てみると。

機械工学科 電気電子工学科 コンピューター理工学科
構成メカトロニクス工学科 土木環境学科 応用化学科
先端材料理工学科

一通りのことは学べる陣容。けれど山梨に有力な産業もないことから、
やはり梨大。工学部だけでは大きな飛躍は望めません。

この構造的な閉塞状況を打破すべく、梨大では今年度より、
生命環境学部を設立。地の利を生かした「ワイン科学特別コース」も。

けれどキャンパスが手狭で独立した建物を建てることができず、
生命環境学部はキャンパスのあちこちに点在してる有様。
これで、まとまった研究ができるでしょうか?

かくして梨大。今のところは存在感を出せずにいます。
新宿から特急かいじ号に乗れば、一時間少しで行ける
ロケーションにもかかわらず、その便利さを生かせてません。

実はJR甲府駅・北口の駅前には今年度、大きな新しい建物がオープン。
ところが、これがなんと、図書館! これでは甲府市民は呼べても、
よそから人を集めることはできません。街が沈滞してる状況で、
どうしてここに、このようなものを作ったのでしょう?

そう。ここには図書館などではなく「楽市・楽座」を作り、全国から人が集まる
センターにすべきでした。それがひいては甲府・文化の活性化につながり、
地元の教育機関にもバイタリティを与えるはずだったのでした。
それなのに・・・

今のところ、温泉とワイン、そして武田家ゆかりの観光施設しか
売り物のない甲府。市民が愛する戦国武将たちの知恵からは、
今こそ学ぶべきことが少なくないはずです。

ぶどう
grape

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