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福島大学

JR福島駅。見渡しても「がんばろう」とか「たちあがろう」という
言葉は見つかりません。原発事故など、なかったかのような風景。

恐らく、口にできない雰囲気なのでしょう。「がんばろう」といった言葉は
所詮(しょせん)他人ごとだから言えるのかもしれません。

そんな福島駅から郡山(こおりやま)行きの東北本線に乗り、
金谷川(かなやがわ)という二つ目の駅で降りてみましょう。
もうあたりは緑一色の山の中。

目の前が坂になっていて、上がって行けば、福島大学・校舎が見えてきます。
周囲は福大生向けのアパートばかり。地元では「福大」(ふくだい)。

人間発達文化学類 行政政策学類 経済経営学類
共生システム理工学類

教育学部、法学部、経済学部、理工学部と呼ばれてた学部を現代風に
改めたもの。古めかしい学問体系を打破しようという姿勢が窺えます。

とはいえ山の中にある福大。福島以外の地域から受験しようと思うには、
なかなか勇気がいります。というわけで入学者には圧倒的に県内・出身者が
多く、福大が目指す人材も「郷土に奉仕するエリートたち」となります。

それ故、国際舞台で~の仕事に関わってる、とか
今までなかった~という素材を開発中である、
という人材でなく、それより。

福大を卒業して家業の旅館を継いだ。
県の農林水産部で地元の農業のために走り回ってる。
小中学校の教員としてガンバってる。

その中で、福大で学んだ企業マネジメントを生かせてるとか、
地域行政の講義が役立ったとか、教育心理で習ったことを
確認できたとか、そういうところに教育の主眼があるようです。
これはこれで地方大が果たすべき大切な役割でしょう。

キャンパス真ん中にあるS講義棟。そこは学生部にもなっていて、
いろんな手続きをしに来る学生で賑わいます。入ってみると、
左に寄せ書きが。キレイな日本語ですが、ところどころオカシな表現も。

なんとベトナム・ハノイ国立大学・日本語学科の学生たちからの寄せ書き。
福大と提携。ハノイ国大・日本語学科と言えば、今のベトナムで最も
優秀な学生が通ってる学科。福大はそんな大学とも交流。

そのS講義棟。正面には放射線・計量計。
訪問した時には「0.18μシーベルト」。

山の中にあるだけあって、敷地は広く陸上競技場。野球場。
サッカー・ラグビー場。テニス・コート。バレーボール・コート。
ハンドボール・コート。全て充実の広さ。

原発事故で大きなダメージを受けた福島。街はシンとしてても、
そこのエリートを自任する福大なれば、今回の問題を受けて、
自分たちの果たすべき役割を実行せんと新しいセンターを設立。

福島大学うつくしま・ふくしま未来支援センター。

担当する支援は。

若者自立支援 こども支援 地域エネルギー 環境共生
産業復興支援 地域復興支援 ボランティア支援 歴史資料
放射線対策

これらの支援を福大のあらゆる知見を総動員して行います。
地域も福大に、そういう作業を今、期待してるでしょう。
本気の産学連携を目指してます。

震災が起きてから、支援をしたくて福大を選んだ学生もいるとか。
「他のために生きる」ことを無意識ではあれ、感じ取っての選択でしょう。
ホンとに頭が下がります。東京にいれば、あまり話題にも上らない福大。
けれど今、着実に復興への足がかりとなりつつあります。

花
fantasy

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