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円安、進行

円が1ドル109円台まで下がりました。このブログでも昨年五月、
「円が110円くらいまでは下がる」と予想しました。
それが当たったわけです。

とはいえ一年以上も経って当たったわけですから、あまり自慢には
なりません。FXをやってる人には、あまり役立たなかったでしょう

投資では、全体のトレンドを当てることはできても、時期の特定は、
なかなかできません。それ故、私たち個人投資家としては、
期間が限定される信用取引や証拠金取引は、よほどの
場合を除き、やめた方がいい、となります。

一年以上かかったとしても、円安トレンドを見越し、ドルで
何かの投資をしてれば、あとは何もしなくても、確実に果実を
得られたはず。そう。個人投資家がリスクを減らして
投資したいなら、時間がかかる、この方法しかありません。

浜辺
autumn beach

津山高校

JR津山駅から西へ伸びる鶴山通り。ドンドン歩いていきましょう。
駅の観光案内で聞くと、津高まで歩いて二十分。初秋の爽やかな日差し。
タクシーに乗る必要はありません。

やがて右に見えてくる津山文化センター。産業通りを渡りましょう。
しばらく歩いて、前からやって来るオバサンに、道を聞くと。

そこ、クリッと曲がったら、津高やで。

確かに左へ曲がると、岡山県立・津山高校が見えてきました。
地元では「津高」(つこう)。旧制・津山中学以来の歴史を持ちます。

正門を入ると、聞きしに勝る、瀟洒(しょうしゃ)な校舎。落成は明治三十三年。
当時の洋風建築そのままの校舎は、国の重要文化財に指定されてます。

屋根の中央に時計台。左右に切妻ふうの窓。その下にズラリと
並ぶ窓は上下の開閉式。アーチの模様も。
そして白い壁。

エントランスは、もっと右にあります。歩いていくと、大きな石碑。
見れば「畏天敬人」(いてん けいじん)。校訓になってるとか。

一学年は七クラス。理数科・一クラス。普通科・六クラス。
理数科が津高の進学実績を引っ張り、今春、岡大に26名の合格者。
京大にも4名。阪大に9名。京大4名のうち3名、阪大9名のうち、
8名が現役合格。これはスゴイ。

津山、美作の広い地域から通う津高生。しかも姫新線、因美線は
本数が少ない。そして駅から遠い。そこで津高。なんと寮を設置。
男子は十六夜寮(いざよい りょう)。女子はなでしこ寮。
三年も寮生活をしてれば、兄弟のようになるとか。

岡山・県央は今、地域の産業が育たず、街が疲弊。活気も失われ
つつあります。ここは、若い力がどうしても必要。

津高生が京都や大阪で学問に触れ、都会も見て、その知見を郷土に
展開しなくては、なりません。津高生の責任は今、大です。

竹林
autumn

ライブ授業と映像授業

代ゼミが予備校ビジネスを七割縮小すると発表。残り三割でやります、
ということは、ホンとは全面撤退したいけど、いきなりだと体裁も悪いので、
名前だけ残します、ということ。残された代ゼミ校舎に、来年四月から
通おうとする受験生は、はたして、どれほどいるでしょうか?

大教室を作って、生徒を集め、儲ける予備校ビジネスが破綻。
「大教室がガラガラ」と報じられました。「ガラガラ」なのは駿台、
河合塾も似たりよったり。大教室が埋まることなど、ほとんどありません。

そもそも、今の受験生。大教室の一方通行など望んでません。
代ゼミの姿は明日の駿台、河合塾。"SKY"の時代は完全に終わりました。

大手予備校は「現役館」を作っても、授業は相変わらずの一方通行。
対話のノウハウもなく、生徒との丁々発止など、望むべくもありません。
完全に時代遅れ。今後の受験界。一方通行の"SKY"はドンドン廃れ、
対話型のライブ授業が重宝されるでしょう。

ライブ授業の対極には「いつでも、どこでも」の映像授業。
"SKY"は話にならないとしても、ライブ授業と映像授業。
一体、どちらに軍配が上がるでしょうか?

便利な映像授業。今、受験界で、一人勝ちしてるのは東進ハイスクール。
けれど、立ち止まって考えてみましょう。「いつでも、どこでも」という
複製が本物に勝てるでしょうか?

昔、ヴァルター・ベンヤミンという批評家が複製技術時代の芸術を批評。
複製技術の発達によって芸術から「オーラ」が失われた、と論じました。

そう。ベンヤミンの指摘を待つまでもなく、CDやDVDがライブ・
コンサートに勝てるはずありません。要は、塾がライブ・コンサートに
匹敵するコンテンツを披露し、観客を魅了できるかどうか、です。

これなら確かに、画面で勉強するより、よっぽどいい。

受験生にそう思ってもらえるライブ授業を提供できない塾は、
いくら広告を打とうが、学費を下げようが、いずれは映像授業に
淘汰されていくでしょう。これからは、一騎当千の講師を
揃えた塾しか、生き残れません。

野原
September

龍野高校

JR姫新線(きしん せん)本竜野駅。それほど大きな駅ではありません。
出口から西へ歩いていきましょう。やがて見えてくる揖保川(いぼ がわ)。
かかる橋は龍野橋。「龍野」とか「竜野」とか、漢字はその場で
使い分けられてます。

揖保川・清流を利用した素麺、醤油が特産品。特に素麺「揖保の糸」は
全国的に有名でしょう。ずっと「龍野市」でしたが、いつの間にか、
「たつの市」に。ひらがなになってしまいました。

龍野は江戸期より宿場町として栄え、今も屋敷街が残ります。
「播州の小京都」と呼ばれる所以ですね。

「赤とんぼ」作詞で知られる三木露風。彼がこの街出身だったことから、
街のシンボルも赤とんぼ。そばを通り過ぎるコミュニティ・バスも
「赤とんぼバス」。

そんな龍野No.1の高校が龍野高校。地元では「龍高」(たっこう)。
旧制・龍野中学の流れを汲む名門。龍野橋から市立図書館を過ぎ、
国民宿舎「赤とんぼ荘」のそば。龍野公園もすぐそこ。

龍高は文武両道。今春の進学実績は京大3名。阪大10名。
神大11名。岡大20名。運動部では男子ソフトボール部が昨年、
インターハイ出場。陸上競技部、男子バレー部、卓球部、
水泳部も近畿大会に進みました。

文科省SSHにも指定され、意気上がる龍高。正門を入ると、大きな楠。
樹齢どれくらいでしょう。その向こうが校舎エントランス。なぜか、
エントランスの左が三階建て、右が四階建て。白い校舎に
赤い壁。これも赤とんぼを表してます。

大物OBとしては、戦前、京都学派の一翼を担った三木清を挙げる
ことができるでしょう。私が学生の頃、三木の「人生論ノート」は、
必読書でした。

三木は龍中・卒後、一高を経て、京都帝大に入学。西田幾多郎、
田辺元から無の哲学について、薫陶を受けます。以降、独自の哲学を
切り拓こうとした三木。仏教哲学の立場からマルクス主義を考察する、
という課題に取り組みました。

仏教哲学とマルクス主義の止揚(アウフヘーベン)は、当時、
誰かがやらねばならない課題。それを買って出た三木。
大正、昭和にかけて、マルクス主義が知識人の間に
流行ったこともあり、三木が出す著作は、
どれも熱狂的に読まれました。

ところがマルクス主義への傾倒が官憲の目に留まり、
とうとう三木は投獄。終戦直後の昭和二十年九月、
三木は刑務所で病死。四十八才でした。

龍高に戻りましょう。街の規模から考えても、今後、今以上の飛躍は
望めないかもしれません。けれど長い歴史、伝統。そして関西に
広がる赫々たるOB人脈。そして地域の支援。龍高。播州の雄、
姫路西を脅かすくらいは、できるのではないでしょうか。

ろうそく
candle

星陵祭2014・ノートルダムの鐘

ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」。フランス文学を
専攻するなら必読の作品。十九世紀・前半のパリを描きます。

ユゴー以前、十八世紀フランス文学は今だ、詩、演劇が主流。
言葉にはライム(韻)が漲ってました。しかし社会が複雑化し、人間が
内省するにつれて、小説という形式が、最も有効な表現手法だと
文学者に認識されます。

その小説という枠組みで多くの大作を世に送ったのが、ヴィクトル・ユゴー。
フランス文学の近代化が始まった、と言っていいでしょう。スタンダール、
バルザック、フロベールといった巨匠たちも、ユゴーを手本として、
作品群を紡ぎ出しました。

そんな作品を37Rがアレンジ、披露しました。ノートルダム聖堂の
鐘つき男カジモド。彼は育ての親クロード・フロロに命じられ、
ずっとこの場所にいることを運命づけられます。

けれど、そんな彼の前に現れた、魅力的なジプシー女子エスメラルダ。
カジモドは自らの醜さも忘れ、見とれます。そして、あろうことか、
厳格なはずのフロロまで、エスメラルダに心を乱されます。
この三者の行方は・・・

ここは聖域だから。

劇中、カジモドが何度も言うセリフ。「聖域」とはフランス語で"asyle"。
現代では「亡命」という意味で使われます。当時、聖堂は世俗法の
及ばぬ領域。結界だったわけです。そこに暮らすカジモド。
彼は醜さと同時に神聖さも併せもつ存在。

ユゴーの作品では、やり切れない結末が待ってます。
ところが日比谷生。なんとハッピー・エンディングに。

舞台では、カジモドもフロロも、そしてエスメラルダまで、幸せそう。
やはり、シリアスな結末は、学園祭に似合わないと
判断したのでしょうね。

部屋
room

記念祭2014・アルジャーノンに花束を

第六十八回・記念祭が久我山の西高で開かれました。三年生・有志
「サークル志記」による演劇「アルジャーノンに花束を」。二階の
視聴覚ホールに上がると、もう長い列。人気の演目です。

知恵遅れの男子チャーリーが主人公。三十二才。彼は白ネズミ・
アルジャーノンに実施された脳手術について耳にします。
アルジャーノンは術後、知能を飛躍的に発達させ、
迷路を出口へ一直線に向かえるようになりました。

そんなアルジャーノンに、迷路テストで勝てなかったチャーリー。
自分も「利口になりたい」と脳手術を受けることを決意。
彼は生まれ変わります。

それまで街のパン屋で働いてたチャーリー。知恵遅れではあっても、
周囲とうまくやってました。そして、優しく指導してくれるミス・キニアン。

けれど術後、利口になったチャーリーには、これまで見えなかったことが、
次第に見えてきます。彼はパン屋にいられなくなりました。
そんなチャーリーにキニアン先生は。

私たちにはもう、数カ月、数週間もすれば、
一緒に話し合えることも、なくなってしまう・・・

実際、チャーリーはミス・キニアンの知性も遥かに凌駕。
ニューヨークに出て、一人暮らしを始めます。白ネズミ・
アルジャーノンも連れていきました。

今まで知らなかった世界。街の雑踏。心痺れさせる酒。
そしてフェイとのセックス。

けれど利口にはなっても、全く幸せにはなれないチャーリー。
そんな彼を心配して見にきたミス・キニアンに彼は。

僕とアルジャーノンが、迷路を突破できた、
あの瞬間こそ、僕たちは愛を見たんだ!

こここそ、この演劇のクライマックスでしょう。やがて白ネズミ・
アルジャーノンの行動に異変が起き始めます。手術の後遺症、退行現象。
チャーリーは、その運命が自分にも、やがて降りかかると悟ります。

せめて白痴に戻る前に、自分とアルジャーノンに起こった現象を論文に
まとめようと思い立ちました。チャーリーを愛し始めてたミス・キニアン。
彼をそっと後ろから抱きしめて。

たとえ、あなたが前のようになるとしても、せめてあと一日、こんなふうに・・・

彼女を突き放すチャーリー。彼は結局、この人生で白ネズミ・
アルジャーノンとしか、愛を見ることができませんでした。

優しいミス・キニアン。魅力的なフェイ。彼女たちはしょせん、
彼にとって意味を持たなかったのです。
そして舞台は終局に・・・

誰も幸せにならないストーリー。二時間に及びました。キャストに相当な
知性がないと、成立しない演目。都立トップの西高生が演じ切りました。

主人公チャーリーを熱演した男子。なんと新宿教室・国立クラスの教え子!
そしてミス・キニアン。彼女は渋谷教室・私立クラスに在籍。教え子二人が、
ヒーローとヒロインを演じました。二学期に入って塾にも来ないと思ったら、
こんな世界を作り上げてたとは・・・

二人を支える他のキャストたち。彼らを効果的に浮かび上がらせた
照明スタッフ。抜群の静かな選曲で舞台を盛り上げた音響スタッフ。
学園祭を見慣れてる私も脱帽。有志だけで、こんな舞台を
作り上げる西高生。その底力は計り知れません。

黄色
autumn

日比谷・ラグビー部、初戦突破!

爽やかに晴れた秋の日。玉川学園グラウンドでラグビー東京大会が
開かれました。キックオフは午前十一時。カードは都立・日比谷と
都立・狛江。

JR横浜線から町田で乗り換える小田急線。玉川学園前は一駅。
広いキャンパス。グラウンドでは試合が始まったばかり。
ブルーのユニフォームが日比谷。赤のユニフォームが狛江。

しばらく0-0のまま、膠着状態。やがて狛江にパスのミスが目立ち始め、
そこに日比谷がつけこむ展開に。センターの混戦からスルリと抜け出して、
日比谷がトライ。キックも決めて7-0と先制。その後、前半に七点、
後半・開始直後にも七点。21-0に。

けれど、ここで日比谷の集中力が切れます。安心したのか、防戦一方に。
勝ってる試合でも、防戦に回れば、ラグビーは不利。とうとう、
左のスローインからゴールラインに押し込まれて、五点。
その後、センターからトライされ、キックも決められ、七点。
21-12に。

結局、ここでホイッスル。日比谷ラグビー部。初戦をものにしました。
試合終了後、握手を交わす両チーム。そして応援席・前に
整列して一礼。スタンドからは大きな拍手。

けれど日比谷。集中力に課題を残しました。強いチームは
試合ごとに課題を克服していくもの。次試合では、最後まで
攻撃の手を緩めない試合を期待したいですね。

トンボ
September

戸山祭2014・Believe

あんな嘘、ついてよかったんだろうか。

のっけから主人公・蒼太(そうた)の呟きで始まります。D組・制作。
戸山学院・サッカー部。弱小部は気合が入りません。けれど女子マネ・
咲紀(さき)が部を支えます。明るい彼女。部員・全員に心を配り、
日々の活動をノートに記録。サッカーにはチャランポランな部員たちも、
咲紀に励まされ、部活を続けます。

けれど、そんな咲紀に異変。彼女は体育の授業中、倒れます。
戸山学院にも来れなくなります。病気は重篤だとの噂が
部員にも広がります。

よし。咲紀のためにも、勝ち続けよう。

初めて一致団結できた戸山学院サッカー部。都大会で勝ち、
その結果をビデオ・レターで、病室にいる咲紀に報告。

けれど、所詮、弱小部。勝ち続けることなど、できません。
結局、負けてしまいました。試合後、部員たちは。

負けたなんて、咲紀に言えない・・・

そのまま勝ち続けたことにして、咲紀にビデオ・レターを送り続けます。
今までもらった元気を、返そうと部員・全員が懸命。ユニフォームを着て、
わざと、はしゃぐ部員たち。けれど・・・

サッカー部キャプテンを爽やかに演じたのは、なんと、新宿教室・
国立クラスに出席してる教え子! 彼と主人公・蒼太との対話こそ、
この映画の見どころでしょう。

おまえだけが、苦しんでるんじゃない。

そう言うキャプテンに蒼太は。

なんで、おまえにオレの気持ちが分かるんだよ!

物理・講義室を埋めた観客には泣いてる人もチラホラ。とかく哲学的に
なりがちな戸山の映画の中で、分かりやすい青春ストーリー。
こんな映画もあっていいのですね。

窓
Fenster

戸山祭2014・佐藤さん

薄曇りの中、第六十九回・戸山祭が開かれました。戸山祭といえば、
三年生が一年間かけて制作した映画が秀逸。これは見にいかなければ。
まず足を運んだのは、G組「佐藤さん」。

ボクは佐藤さんが怖い。

ヘタレなセリフで始まります。同級生の女子・佐藤さんの背後にいる
幽霊の存在に気づいてしまうヘタレ男子・佐伯。彼は幽霊に気づいても、
戸惑うばかり。佐藤さんの気持ちに、寄り添うこともできません。

けれど友人・志村、そして幽霊・男子の言葉によって、彼は佐藤さんと
シッカリ向き合うことを決意。その時、自分が知らずに佐藤さんに
抱いてた気持ちにも、気づきます。転校が決まった佐藤さん。
佐伯に残された時間はありません。

おまえ、それで、いいのか?

問い詰めてくる幽霊・男子。実は、彼にも、成仏できない理由が
あったのでした。彼女のために買った指輪。けれど、渡せなかった悔しさ・・・

転校していく佐藤さんのために、カエル・マスコット「ぴょん太」を作ろうと
決めた佐伯。見守る友人・志村、そして幽霊・男子。やがて佐藤さんの転校日。
白い服を着た彼女に、苦労して作ったぴょん太を、駅で手渡す佐伯。
そして二人は・・・

周囲と適当に距離を取ってた男子が、異質な他者との出会いによって、
混乱に放り込まれ、徐々に自分を見出していく。戸山生の映画には、
よく出てくるテーマ。

これを難しく言うと「間主観性」(inter-subjectivity)。現代哲学は現象学、
実存哲学、構造主義、ポスト構造主義を経て、この「間主観性」の問題で、
完全に行き詰り、現在に至ってます。

若き戸山生が哲学書など読まずとも、その辺りを敏感に感じ取り、
映画のテーマにしたとしても、フシギはありません。化学・講義室を
満員に埋めた観客。脚本から全て、手作りで完成させた戸山生の
努力に脱帽したことでしょう。良い映画でした。

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