FC2ブログ

拉致問題

1970~80年代、家出するはずない人々が突然、姿を消す事件が
日本全国で相次ぎました。北朝鮮・工作員による事件でしたが、
80年代終わりまで公式に認められませんでした。

日本共産党の橋本敦(はしもと あつし)参議院議員が1988年
(昭和63年)参議院・予算委員会でこの問題を取り上げ、
当時、国家公安委員長だった梶山静六(かじやま せいろく)が答弁。

北朝鮮による拉致の疑いが十分、濃厚。

この答弁により、そういう問題があると
日本政府によって初めて正式に認められました。

とはいえ日本の公安警察は70年代終わり、事件が起き始めた直後から、
日本海側での工作船・電波傍受により、北朝鮮の事件関与を
知ってました。工作員を特定し、身柄を拘束したことも。

けれど日本の法律では電波傍受を証拠とできず、
放免するしかありませんでした。

もちろん日本の公安警察は、このあたりの事情を一切、公表してません。
当局として最初から拉致問題の存在を知りながら、何もしなかったことに
なるからです。北朝鮮ウォッチャーの間では、有名な話です。

北朝鮮政府が日本人・拉致問題を正式に認めたのは
小泉・元首相が2002年(平成14年)9月に訪朝し、
キム・ジョンイル(金正日)から「過去の問題」として
拉致被害者の消息が知らされた時でした。

日本政府が拉致被害者と認定した人は十七名。そのうち四名は
そもそも北朝鮮に入国しなかったと北朝鮮政府は主張。

残り十三名のうち、八名は既に死亡。五名の消息が掴めたという報告。
この五名が二年後の2004年、日本に帰国しました。

日本政府が認定してる拉致被害者は十数名でも、事実上、
数百名に上る人々が、拉致で姿を消したと疑われてます。

死亡した八名についても、実際に死亡したかどうかの証拠がなく、
被害者・遺族の気持ちは収まりません。北朝鮮から補償の話もありません。

五名の帰国から現在、十年ほど経ちましたが、拉致問題については
ほとんど進展してません。関係者の高齢化が進み、
絶望的な空気が広がってます。

この問題の最大の謎は日本政府の態度です。

電波傍受により、事件の存在を知りながら
十年間、北朝鮮による拉致工作を黙認したこと。

工作員の多くが、身元を特定されてるのに、
現在に至るまで何の取り調べも行われてないこと。

もう十年もすれば、関係者の高齢化により、この問題も
「歴史」となってしまうでしょう。日本国民の間でも、
「可哀そうな人たちの話」と受け止められるだけで、
被害者救出や真相究明が国民運動となり得てません。

湖
lake

キャピタル・フライト

「資本逃避」と訳します。ある国の経済状況が危ういと思われた場合、
資本が流出します。それを「キャピタル・フライト」と言います。

今から十年ほど前、日本国債の脆弱さが広く認識され、円、株、債券の
トリプル安が起きた時、日本の資産家の間では「キャピタル・フライト」
への動きが加速。逃避資金の行き先は「タックス・ヘイブン」と
呼ばれる租税回避地。世界各地にあります。

その後、日本の市場は持ち直し、キャピタル・フライトは国民の口に
上らなくなりました。とはいえ、用心深い資産家たち。あの時、
海外に移した資産を国内に戻してはいないでしょう。

プライマリー・バランスが均衡する国に住めたら、どんなにいいだろう。

私は時々、そう思うことがあります。政府が税収の範囲内で政治を行い、
国民も収入の範囲内で活動する国。その国に漂う倫理は、
野放図な財政規律で覆われた国の倫理より、
よほどキリッとしたものでしょう。

こいのぼり
May

国債の限界

一体、国債はいくらまで発行できるのでしょうか? 税収・四十二兆円、
歳出・九十兆円という現実に蓋をして、アベノミクスでは、
さらなる金融緩和を予定。

十年ほど前、GDPの二倍が国債発行の限度という理論がありました。
それが正しければ今頃、日本政府も破綻してるはずですが、今も日本の
長期金利は世界最低。最も安全な国債と内外から認識されてます。
この状況あればこそ、アベノミクスでは安心して金融緩和、
財政出動が叫ばれるのでしょう。

もう一つの理論があります。日本国債の買い手が国内金融機関に
限られてることから、国内金融機関の資産保有残高すなわち
個人・金融資産の総額が国債発行残高の天井というもの。

現在、日本の個人・金融資産は一千四百兆円。国債発行残高からすれば、
まだ余裕があります。では四十四兆円前後の新規国債が毎年、積み上がった
数年後、国債発行残高が一千四百兆円に近づいた時期に
日本国債はクラッシュするのでしょうか?
世界最大の純資産を抱えながら?

この問いには、どんな経済学者も答えられないでしょう。
人類が今だ直面したことのない経済状況だからです。

幻
phantasy

日本国債(3)

個人と違い、企業や国家は「永続する」という前提を持ちますから、
いつまでに全ての負債を返さねばならない、ということはありません。
とはいえ限度があります。現在、日本の税収・四十二兆円。
支出・九十兆円。累積債務も九百兆円を、とうに超えました。

国債は一体、いくらまで増やし続けられるのでしょうか?
インフレになり金利が上がれば、国債利回りも上昇し始めるはず。
累積債務を一千兆円として、1%の利回り上昇でも十兆円。

国家全体で見た場合、成長率と金利は同水準になることが多く、
成長してプライマリー・バランスを改善するという政策も、
実行は、ほぼ不可能。

日本は政府短期証券で米国債を百兆円ほど保有してますが、
売ろうとすれば、指導者は殺されると囁かれてます。
膨大な政府資産の売却も、国民議論になりません。

何かの痛みを伴って日本国債の問題を解決する他はありません。
現在、日本国債95%は国内で消化されてます。ここ数十年の政府支出が
民間所得になった格好。いつか国債発行に限度が来た場合、
インフレであれ、増税であれ、民間所得が再び政府へ
返還されねばなりません。

外国から見ると、国内で資金のやり取りをしてるに過ぎず、
日本国債は強力に見え、利回りも最低となります。
でも、それは外国から見た話。

日本人にとって政府への所得返還とは、預金してる金融資産を
政府に持っていかれること。しかも金融資産の八割以上が
高齢者所有であることを考えれば、国債問題は突き詰めれば、
高齢者から政府への所得移転を意味します。

ここ数十年、多くの年金をもらい、自由を謳歌してきた高齢者。
けれど彼らの世代で国債を発行し続けたのも事実。
将来世代でなく彼ら自身に払ってもらうのが筋でしょう。

そう。夫婦で年に数度の海外旅行など、分不相応を繰り返してきた
高齢者。贅沢になれた思考を、今から変えておくべきです。

五月
May

作戦計画5027

北朝鮮に大きな変化が起こり、社会が混乱した場合を想定し、
韓国軍と在韓米軍は北進作戦を常時立ててます。それが「5027」。
都市・制圧は韓国軍が担当し、核施設・制圧は米軍が担当。

2011年(平成23年)暮れ、キム・ジョンイル(金正日)が
死亡した時、大きな混乱が起きれば5027が発動されたでしょう。

東西ドイツの統一が1990年(平成2年)でなくては不可能だったように
半島統一も、金正日が没した時期がチャンスでした。日本国内の
拉致被害者・家族も期待を寄せたはず。

けれど北朝鮮は外国につけいる隙を与えず、葬儀を粛々と執り行い、
権力委譲も円滑に完了。5027の実施などなく、半島統一も遠のきました。

ちなみに日本では金正日・死亡のニュースはラジオプレスが
最も早く入手し、首相官邸に通報。ラジオプレスの
情報収集能力が改めて高く評価されました。

春
spring

芝高の卒業生

芝高の卒業生が、横浜教室に。二年生・夏休みからずっと一緒に
勉強した男子。直前講習で「順天大・一次に受かった」と言ってたので、
私も、国立大・医がダメでも、私大のどこかに受かるだろうと、
考えてました。ところが。

今、浪人してます。

それで報告も遅れたのでしょうか。

一年間、いろんなことをやってみます。

勉強ばかりの浪人生活にしたくないとか。確かに、受験勉強だけにしては
一年間は長過ぎ。もう少し豊かに時間を過ごしたいもの。現役時代、
ろくすっぽ勉強してないなら、こんなセリフも言えないでしょう。

けれど僅差でダメだった場合、けっこう余裕ある一年間。しかも、
よほどのことがない限り、来年、どこかには受かるでしょう。

浪人時代とはいえ、青春時代。勉強だけで過ごすのはもったいない。
今しかできないこともやりましょう。その「今しかできないこと」は
自分で見つけるもの。来年、一回り大きくなって私の前に
現れてくれるでしょう。

森
forest

金価格、回復

金(ゴールド)の国内小売価格が121円上がって4974円。5000円も目前。
暴落から回復するまで二週間もかかりませんでした。慌てて売った人は、
悔しがってるでしょう。投資が何なのか、全く分かってませんね。

今回の暴落は相場で言う「ふるい落とし」。面白半分で信用買いした
機関投資家は、撤退させられたはず。どんなマーケットでも、
ふるい落としの後に大暴騰が待ってるもの。
金の今後についても、私はそう予測します。

虹
rainbow

ビー・バイ・シー

政策担当者が経済を活性化したいと思った時、方法は三つあります。

1・中央銀行による金融緩和
2・減税あるいは給付金
3・公債発行による財政出動(産業政策)

下へ行けば行くほど全体性・透明性が薄れ、具体的になります。
だからこそ財政出動では利権の話が出てきます。そして利権に
焦点が集まるほど、無意味なものにも投資が行われ、
関係者だけが潤う状況に。

1990年代に大規模に行われた公共事業。利権にまみれ、
効果が考慮されず、ほとんど誰も通らない道路が
全国各地に作られました。

地方には建設業以外にまともな産業がない場所もありますが、
公共事業が生活保護になっては何の意味もありません。
今、1990年代の公共事業を成功だったとみなす人はいないでしょう。

公共事業が利権にまみれる構図は、四十年ほど前の
「列島改造論」に遡ります。当時、首相候補だった田中角栄が
ブチ上げました。列島改造論はその後、角栄の弟子だった
小沢一郎に引き継がれます。

小沢が発表した「列島改造計画」。「平成の列島改造論」と呼ばれ、
財政出動の基本理念を定めました。とはいえ利権構造は変わらず、
今さら需要創出を目的とした公共事業に頷く人もいません。

ではどうすれば、効果的な公共事業を行えるでしょうか?

その問題を解決する概念が「費用対効果」。これは"cost benefit"を
訳したもので"B/C"「ビー・バイ・シー」と呼ばれます。今後の
列島強靭化論で「ビー・バイ・シー」はよく使われる
でしょうから、この言葉は知っておきましょう。

ビー・バイ・シーとは、投資額に見合う効果が得られるかどうかを
数値化したもの。1を切ったら元本割れ。投資をしてもムダとなります。
逆に3を超えると、かなり有望な事業となります。

資金を市中に流した後、その資金の行き先を
決めねばならない列島強靭化論。ビー・バイ・シー基準で
キチンと精査できるかどうかが問われます。

こいのぼり
May

国土強靭化論

アベノミクスの成否はひとえに国土強靭化を実行できるかどうかに、
かかってるでしょう。1990年代、低迷する景気を回復させるために、
多額の国債が発行され、公共事業が行われました。財政出動です。

ところがその効果が全くなく、景気も一向に良くなりませんでした。
国債発行残高だけが積み上がり、結果、私たちに今、
大きな財政不均衡がのしかかってます。

公共事業はムダな投資と反省され、1990年代終わりから2000年代にかけて、
公共事業は縮小の一途。いつしか「公共投資」という言葉自体が、悪い意味を
持ち始め、最近では「公的資本形成」という言葉が使わるほど。
けれど、呼び名が変わっただけで指してるものは同じ。

さてアベノミクス。金融緩和で市中に大量の資金を流そうとしてます。
しかし資金を流しただけでは、今まで通り、退蔵されるか、有利な投資案件を
求めて海外に流れるかのみ。国内でのシッカリした受け皿が必要。

そこで登場した「国土強靭化論」。緩和で流れ出た資金を道路、橋、港湾、
建物の強靭化に使おうというもの。日本の産業インフラ、社会インフラの
中には高度経済成長期に作られたものが多く、五十~六十年の時を経て、
修繕期にきてます。資金をそこへ向かわせようという考え。それは、
これまでのような需要を喚起するための供給でなく、必要だから、
実行する政策。もちろん内需拡大につながります。

国土強靭化がうまくいけば、緩やかな景気拡大を今後、数十年単位で
見込めます。震災によってインフラ整備が急務となった日本。金融緩和で
市中に流れ始めた資金。バブルでない、シッカリした裏づけを
求める国内産業。日本の未来がかかってます。

タンポポ
warmth

新宿の二年生

火曜・二限のクラス。十名ほどでスタートしました。
それほどレベルを上げてはいません。受けてるみんなも、
あまり緊張せずに来てる様子。

後ろに座ってる附高生。何となくクラスを引っ張ってます。
いつか彼らも自信を付け、もっと前に座るようになるでしょう。
その時、英語の実力も上がってるはずです。

今年、附高の二年生が、なぜか私のクラスにたくさん。
二年生でこの調子だから、三年生では、もっと増えるでしょう。

今春、七十名弱の東大合格者を出した附高。
ひょっとして復活が始まったのかもしれません。

花畑
flower bed

グローバリズム

1996年(平成8年)に発足した橋本政権。行政改革を目玉に登場。さまざまな
規制緩和が行われました。金融自由化で海外への投資が自由になったのも、
この頃。2000年代の小泉政権。規制緩和の動きが加速。
郵政民営化はその代表例でしょう。

そして2010年代に始まったTPP議論。マスコミは「平成の開国」。
これらの流れは全て「グローバリズム」と呼べるでしょう。
「新自由主義」とも。

国境をできるだけ低くし、ヒト、モノ、カネが自由に往来できるように
すること。競争を自由にして、できるだけ市場に任せること。

市場に信頼を置くこの考え方は「シカゴ学派」に属するミルトン・フリードマン
によって提唱されました。フリードマンの説くグローバリズム。自由な競争を
促し、不適格者には市場からの退場を命じました。

どうやらこのあたりに、震災復興についての疑問を解く鍵もありそうです。
遅れに遅れてる震災復興。どうしてここまで遅れてるのでしょうか?
阪神淡路・大震災では二年ほどで「復興・八割」が言われたのに?

高齢化が進み、漁業でも海外勢に押されてた東北・沿岸地域。
グローバリズムの基準に叶うはずもありません。

こんなトコ、お金出してもしょうがない。

グローバリズムからは当然、そういう判断が下されます。震災がなかったと
しても、東北地方は遅かれ早かれ、衰退すべき地方。効率を求める
グローバリズムにとって、そんな地方に資金を回すほど、ムダなことは
ありません。東北の人々も、それを無言に感じ取り、だからこそ
黙って故郷を後にしてるのでしょう。

戊辰戦争時に「奥羽列藩同盟」を結成し、最後まで幕府軍として戦った
東北地方。新政府軍によってコテンパンにやられました。明治期にも
差別され続け、それは平民宰相・原敬(はら たかし:岩手出身)の
登場によっても変わりませんでした。

経済が悪化する度に「餓死者が出た」とか「娘身売り」というニュースが
聞こえてくるのは東北地方。そして二十一世紀のグローバリズム。力ない
地方に自由競争など押しつけて、一体、何ができるでしょう?

資金を巻き上げられ、衰退していくだけ。その資金は、都会の目先がきく者に
流れます。結果、格差はますます拡大。この格差拡大をどう見るかで、
TPPへの姿勢も自ずから決まるでしょう。

空
early summer

生活保護・受給者数、過去最高に

一月の生活保護・受給者数が215万3642人と過去最高を記録。右肩上がりで
増えてます。こうした貧困層はアベノミクスにより、今後、減るでしょうか?

デフレは社会みんなが貧乏になっていく状態。お金の価値だけが
上がっていき、経済活動が縮小。一方、インフレの場合、
所得・上昇率が物価・上昇率を上回れば、好景気。

けれど下回ったらどうでしょうか? その場合、物価上昇を価格転嫁でき、
所得分配を抑えることができる大企業だけが儲かります。当然、
社会格差が拡大。現在、アメリカも欧州もこうなってます。

デフレからの脱却を目指すアベノミクス。けれどデフレ脱却の先に、
格差が拡大し、失業者で溢れる社会が待ってるなら、何にもなりません。
最低限の生活ができたデフレの方が、まだましだったでしょう。

しかもインフレでは通貨価値が下がりますから、一定収入に頼る年金層、
貧困層には不利。今後、所得・上昇率が物価・上昇率を上回り、
国民生活が徐々に良くなっていくでしょうか?
アベノミクスの行方を注視しましょう。

故郷
Heimat

チャイナ・リスク

中国に出て行った方が人件費が安い。
中国には世界最大の市場がある。

そう聞かされ、デフレで縮小する日本での事業をたたんで、
中国に進出した中小企業はたくさん。

日経新聞をはじめメディアも、ここ十年ほど中国への投資・進出を
呼びかけてきました。「中国に進出しないリスク」まで語られるほど。

けれど今、そのような中小企業で、現地で成功してる例は少数。
たいていは理不尽な規制に苦しみ、中国での景気後退も始まって、
事業が成立しなくなってます。

しかも中国の場合、撤退するにも多額の資金が必要。
日本から持っていった数千万を全部すって、スッカラカンになって
帰ってくる例ばかり。しかも「帰ってこれただけマシ」。

中国は安易に金儲けさせてくれる国ではありません。
今でもサービス業では、まだ可能性があるかもしれません。
けれど製造業では中国に全く魅力はないでしょう。

昨年、私たちが見た日系企業への焼き打ち。裏で扇動する当局。
世界中の人たちが中国人とはどういう人種か思い知ったことでしょう。

葉
leaves

英語公用化

楽天、ユニクロといった海外展開をしてる企業では今、社内の英語公用化が
進んでます。ソニー、日産などの輸出企業では、取締役会の言語は,
とっくに英語。武田薬品工業でも取締役会議の一部は英語。

取締役会に外国人を入れたり、社長として外国人を招へいした途端、
英語が必要になってきます。これは時代の趨勢。合理的な経済活動を
行う企業が社内の英語公用化へ舵を切ったとしても、フシギでは
ありません。受験生に英語を教えてる私も、声に力が入るというもの。

ところが現在、問題になってるTPP。議論の裏で今、ジワジワと
日本国内での英語公用化が語られ始めてます。

そう。恥知らずなアメリカ人。日本人の話してる「日本語」こそ、
最大の貿易障壁だと言い始め「英語を日常的に話せ」と言ってくる
可能性があります。しかも情けないことに、それに追従する日本人も。

二月の自民党・教育再生実行部。英語公用化を
参議院選挙での公約にしようという意見が出ました。

企業が社内で英語を使うかどうかは、自由に決めればいいこと。
けれど日本人が国内で日本語を話すかどうかまで、アメリカ人に
どうこう言われる筋合いなどありません。

チューリップ
tulips

韓国の輸出企業

経済的にはアメリカの植民地になってしまった韓国。
銀行は一行を除き、全てアメリカ資本に乗っ取られました。

サムスンやヒョンデといった輸出企業も、株主の半数以上はアメリカ人。
米韓FTAで不利な条件をのまされた理由も、そこにあります。

株主となったアメリカ人は当然ながら、株主への配当性向を
最大化しようとします。そのために二つの方法が取られました。

1・国内を寡占化して競争をなくし、言い値で売れる状況を作ること。
2・人件費を抑えるため、非正規雇用・派遣社員を増やすこと。

これらに加えて、輸出企業に有利な通貨安政策を取るように、
韓国政府にも圧力をかけました。このようにして2000年代に入り、
輸出企業は大儲け。十大財閥の売上だけで韓国GDPの七割。サムスンだけで
三割弱。サムスンの携帯事業がGDP一割を占めるまでに。

全ては1997年(平成9年)のアジア通貨危機から始まりました。
ウォンが暴落。韓国政府はデフォルト寸前に。そこで助けの手を
差しのべたのがIMF。韓国に資金を流しました。

けれどIMFは企業の寡占化、格差の拡大も要求。
韓国政府はこれに従いました。その結果が、
私たちが今、目にする無残な状況です。

フルーツ
fruits

トモダチ作戦のその後

福島・原発事故で「トモダチ作戦」を実行した米空母ロナルド・レーガン。
甲板上で作業してた乗組員八名が昨年十二月、
東電を相手に訴訟を起こしました。

東電が正確な情報を出さなかったため「ガンになるリスクが高まった」
とのこと。賠償額がなんと一億ドル(百億円)。

事故当時、東電すら正確な情報など持ってませんでした。
それを、こちらから頼んでもいないのに「助けてあげましょう」と
やってきて、挙句の果てに莫大な賠償金を請求する米兵。

これこそアメリカ人の国民性。自分たちを災害現場に派遣した
米軍を相手に米兵が訴訟を起こすのならともかく、
ただでさえ困ってる東電に鞭打つこの態度。

もちろん米兵たちに、そんな知恵があるはずもありません。
裏で誰かが糸を引いてるでしょう。

TPPで日米の制度が同じになれば、このような愚かな訴訟が
日常茶飯事となるでしょう。数年前、トヨタもプリウス・リコール問題で
アメリカに因縁をつけられ、十億ドル(一千億円)もの
賠償金を払わされました。

善良な日本人には、考えられない理由で訴訟を起こすアメリカ人。
TPPで一緒になれば、そんなアメリカ人の言い分を絶えず聞かねば
ならなくなります。アメリカ人は私たちの友人ではありません。
「トモダチ作戦」など欺瞞もいいところでしょう。

花々
flowers

金価格、暴落

金価格が暴落。一昨日、254円下げ、昨日はなんと618円下げて4325円に。
一日に600円以上、下げる金相場を、私はこれまで見たことがありません。

何か材料があったわけではありません。金は機関投資家の投資対象ですから、
どこかで売りが続けば、ロス・カットの売りが売りが呼び、
このようなオーバー・シューティングを引き起こします。

この状況を受けて、早速、金の下落相場が始まったという経済評論家も。
けれど現在の金融市場を見れば、実物資産(タンジブル・アセット)への
資金流入が続くことは明らか。そしてタンジブル・アセットの代表格は金!

今日は191円値を戻して4515円。今後、金は下がるのでしょうか?
上がるのでしょうか? 楽しみですね。このブログでも逐一、
お伝えしましょう。

紫
purple

通貨スワップ

「通貨スワップ」は中央銀行どうしで資金の両替を行うことです。
例えば日銀が100億ドル分の資金を円で発行。
韓国中銀も相当分の資金をウォンで発行。

それを交換します。これが「通貨スワップ」です。
もちろん、これだけでは何の変化もないように見えます。
けれど、それが外貨である点が大切なのです。

大きな経済変動が起き、自国から資本が大量に外国へ流出する時、
対外短期債務を抱えてる場合、資金が不足します。
その時、外貨準備があれば、それを使えます。

外貨がなければ、国家として債務不履行(デフォルト)。
韓国の対外短期債務は1360億ドル。外貨準備高は3143億ドル。
十分な量に見えます。ところが韓国中央銀行。
事実上、アメリカに乗っ取られてる状態。

3143億ドルのうち米国債はわずか450億ドルで約15%。
残りはサブプライム証券のようなクズ証券を、アメリカから
押し付けられてます。当然、担保として使える代物ではありません。

日本の場合、約1兆ドルある外貨準備高のうち、
九割以上が米国債。安全資産で占められてます。

二年前の2011年(平成23年)に起きた欧州金融危機。
その時、韓国経済の脆弱さを知ってる外資が一斉に韓国から
資金を流出。450億ドルの米国債ではとても間に合わず、
韓国政府はデフォルトの危機に。

そこで助け舟を出したのが日本政府。日銀が韓国中銀との間で
700億ドル(約7兆円)相当の通貨スワップを行い、
韓国政府は事なきを得ました。

例によって韓国政府が日本政府に謝意を表したりしません。
「通貨スワップを受けてやった」みたいな態度。

翌2012年・秋に起きた韓国で従軍慰安婦問題。
日本大使館の前には少女の像が建てられました。
日本政府はこれに抗議。期限が迫ってた通貨スワップを
延長しないことを韓国政府に通告。

結果、一年で通貨スワップは終了。韓国政府は新しい通貨スワップ相手国を
探さねばならなくなりました。一説では中国政府と交渉してるとか。
日本政府より遥かに、たちの悪そうな相手。大丈夫でしょうか?

韓国政府は「通貨スワップなど、なくても問題ない」との姿勢。
次に危機が来た時、また日本政府に泣きついてくるでしょう。

そして危機が終われば、唾でも吐いてくる態度。
韓国人の国民性がよく表れてますね。韓国から逃げ出したい
韓国人が八割ほどいるのも頷けます。

赤
affection

横浜の国立クラス

昨年と同じ十五名でのスタート! サレジアン、翠嵐生など、
持ち上がりの多いクラス。その分、レベルが上がります。
諸君も実感してることでしょう。

三年生から初めて入った人には少しタイヘン。けれど、乗り超えて
もらわなくては。本物の勉強ができる場所は、それほど多くありません。
歴史を通して、それは言えます。

だかこそ高杉晋作は吉田松陰の教えをいつまでも大切にし続けました。
さあ、横浜の国立クラスを松下村塾にしていきましょう。そう考えれば、
二十名いかないこの規模も、ひょっとしたら適正かもしれません。

白
spring

弘前大学

明治期、青森県に旧制高校を設立する計画が持ち上がった時、
真っ先に誘致に乗り出したのは弘前市でした。

遅れて青森市も名乗りを上げ、県議会の議論は真っ二つ。
結局、知事裁定で弘前に決まりました。

旧制・弘前高校。青森だけでなく、東北全体から秀才を集めました。
青森中学を卒業した津島修治(つしま しゅうじ)も
この弘前高校にやってきました。語学の得意な青年。

そのまま弘高を出て、地元で英語の先生にでもなってれば、
静かで幸せな人生を遅れたかもしれません。

優男でハンサムだった津島。どこへ行ってもモテました。
才に恃(たの)むところあったのでしょう。津島は弘高を出た後、
東京帝大への進学を決めます。専攻は文学部・英文学科。

東京へ出たことが津島にとって運の尽きでした。
太宰治(だざい おさむ)として作家デビューし、
一躍、文壇の寵児となるも、その人生は苦悩の連続。

苦悩を作品に組み込むことが、現実の苦悩を一層、助長。
太宰は作家としての自分を、どれほど後悔したことでしょう。
その結果、私たちに残された太宰の作品群。

こんなもの、一切、書かなくてよかったから、
個人として幸せに生き、満足して生涯を終えてほしかった。

太宰治・全集の前に立つ時、私はいつも、
心からそう思わずにいられません。

さて弘前に戻りましょう。戦後、旧制・弘前高校の流れを汲む
弘前大学が誕生。地元では「弘大」(ひろだい)。

県庁所在地にありながら国立大を設立できなかった
青森市民の落胆は、察するに余りあります。

弘大キャンパスは二つ。そう遠く離れてはいません。
本部がある文教町キャンパス。医学部がある本町キャンパス。

弘大でも農学が元気です。名前は農学生命科学部。
生物学科も揃えた本格的な陣容。

生物学科では生命現象の全体を対象とする幅広い研究が行われてます。
対象領域を広くすると、学生はややもすれば、自分が何をやってるか
分からなくなったりします。とはいえ、それは視野を
広く取った場合にどうしても生じる問題。

その問題を克服し、徐々に専門分野がクッキリしてくる時、
最初から対象を狭く絞って、まとまった場合より、
遥かに広い地平線と、高い専門性を獲得できます。

同じ学部には園芸農学科も。ここでは弘前・特産である
リンゴの品種改良が研究されてます。

弘前リンゴは全国のリンゴ生産量の二割を占める有名ブランド。
ブランド維持のためには、絶え間ない品種改良が不可欠。

また地域環境工学科では農学・工学の連携を模索。
卒業生からは農業土木・技術者になる人も多く、
地域に根づいた取り組みを行ってます。

医学部だけではない弘大。二つのキャンパスが近いことも大学の強み。
地方大には、四つや五つのキャンパスがバラバラになってる
情けないタコ足大学も、たくさん。

弘大は自らの強みをもっと自覚し、対外アピールし、
東北の覇を東北大と争うくらいの気概が必要でしょう。
その下地は十分に整ってます。

春の弘前城
Hirosaki Castle in spring

横浜の二年生・東大クラス

五名でスタート! 横浜教室の二年生ですから、
この規模でのスタートはやむを得ません。

とはいえ精鋭が集まりました。十分に期待の持てる面々。

まだ二年生。最終的には二十~三十名のクラスにしていきます。
そうなってこそ、クラス全体に推進力が付くというもの。

その時、早く勉強を始めた今のメンバーには、クラスの核に
なってもらわなくてはなりません。今が大事です。

こいのぼり
spring

ハイパー・インフレ

日本には現在、二百五十三兆円の対外純資産があります。断トツ、
世界一位。二位・中国の百三十七兆円、三位・ドイツの七十三兆円を、
大きく引き離します。

外貨準備高も百兆円。どんな大きな経済変動でも、
資金繰りがつかなくなる心配は、まずありません。

この金額の大きさは、海外から見た時の日本の信用力につながります。
日本国債・長期金利が世界最低であるのも、そういう理由によります。

安倍政権の下、日銀は今、無制限の量的緩和に舵を切りつつあります。
普通「無制限の量的緩和」などと言えば、その瞬間から
悪性インフレの可能性が出て来るもの。

現にアメリカや欧州では、量的緩和とインフレ回避を
どう両立させるかに、当局者はヒヤヒヤ。

けれど日本は当面、大規模な量的緩和を行っても、緩やかな
インフレこそあれ、ハイパー・インフレが起きる余地はありません。

しかも緩やかなインフレが二十年ほど続き、物価が今の一・五倍ほどに
なれば、国債の実質価値はその分、目減りし、財政安定も可能。
増税の必要がなくなります。

ただし、緩やかなインフレとはいえ、食料、エネルギー価格の高騰は
免れません。今後、国民所得の上昇が物価上昇を上回るでしょうか?

もし上回るなら、アベノミクスは歴史に残る経済政策となるでしょう。

もちろんインフレが行き過ぎた時、キチンとブレーキをかけること。
時が来た時に「人工インフレは、もうやめます」と国民に語りかけること。

これらが不可欠です。

現在、株価は上がり続け、円安も進行し、輸出企業は息を吹き返してます。
企業の設備投資マインドも徐々に改善してきました。

一方、日本の円高で事実上、利益を得てきた韓国企業や中国政府は
今、真っ青。自らの実力でない所からアドバンテージを得てきた彼ら。
今、どうすることもできない状態。

言いかえれば、口では「反日」を言いながら、中韓両国は、円高で
儲けてました。円が安く振れ、日本企業が価格競争力を持ち始めた途端、
中韓は大慌て。

景気が良くなり、所得が向上し、企業活動が活発となり、
国民が自信を持って暮らせること。これが悪かろうはずありません。

アベノミクスの行方、注目しましょう。
七月には参議院選挙もあります。

チューリップ
tulips

渋谷の二年生・東大クラス

渋谷教室でスタート! 十名ほど。半分は附高生。先輩から評判を
聞いたのでしょう。部活をやってる男子たち。遅い時間のクラスだから、
通いやすいはず。継続してれば、真の文武両道が見えてきます。

ガンバりましょう。

幻
phantasy

池袋の二年生・東大クラス

池袋教室で久しぶりの東大クラス。男子と女子、半分ずつ集まりました。
とはいえ、今まであまり訓練されてない面々。
最初から飛ばすことはできません。

焦らず続けていきましょう。まだ始まったばかりです。

八甲田山
nature

ISDS条項

TPPと言えば「関税障壁」が話題になってますが、実は「非関税障壁」の
ISDS条項こそ、TPPの核心。このことはメディアもほとんど報じてません。

ISDSとは"Investor State Dispute Settlement"を略したもの。直訳すれば
「投資家、国家の対立仲裁」。もともとは1951年(昭和26年)イランの首相
モサデグがイギリスのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)子会社アングロ・
イラニアン石油会社を一方的に国有化したことが始まり。
これは「アーバーダーン危機」と呼ばれてます。

こんな国有化を認めれば、莫大な資本を投下してきたBPにあまりに
理不尽なばかりか、グローバル投資そのものが阻害されかねません。
そういう投資家を保護しようということで、ISDSという概念が使われ
始めました。もともとは政情不安な資源国や発展登場国に
投資する時の「保険」のような概念。

けれど1990年代から徐々にISDSに変化が生じ、グローバル展開する
投資家を、相手国の制度や政策変更から保護しようという概念に
変わっていきました。

ある国の制度は、固有の事情により生じたもの。政策も情勢の変化と共に
変わっていかざるを得ません。けれど相手国の制度や政策変更により、
不利益を被ったと、外国の企業、個人が考えれば、相手国を提訴できる
わけです。しかも、これまでISDSを通して相手国を訴え、賠償金を
得てきた企業、個人は圧倒的にアメリカ系。

韓国がアメリカとの間で三年前に結んだ米韓FTA。この中にもISDS条項が
含まれ、早速、アメリカ企業が韓国政府を提訴し、賠償金を要求する状況。
韓国では今、ISDS条項を「毒素条項」と呼び、シマッタと慌ててます。

とはいえ、こんなことはFTA批准前に分かってたはず。韓国は銀行も大企業も
アメリカに乗っ取られた国。「イヤ」とは言えなかったのです。
かわいそうですね。

そして事実上の日米協定であるTPPにも、このISDS条項がキチンと
盛り込まれてます。このままTPPが発効すれば、アメリカの企業、個人が
日本の制度や政策変更に、いちいちイチャモンをつけ、
多額の賠償金を要求する状況となるでしょう。

挙句に、制度設計や法制定において、逐一アメリカの意向を汲まねば
ならなくなります。これは主権放棄、以外の何ものでもありません。

花
bouquet

金本位制

通貨は信用で成立します。信用がなくなれば通貨はただの紙切れ。
その紙切れが、いつでも同価値の金と交換可能となれば、
通貨に実物の裏付けができ、信用が強固となります。

自分が毎日、使う大切なお金にキチンとした裏付けがある。

そう思いながら日々、暮らせることは、素晴らしくはないでしょうか?
日本の場合、日清戦争で勝利し、賠償金を得て初めて、
金本位制を実施することができました。

世界・一等国にならんとした当時の日本。
通貨に信用を持たせることは急務の課題。
無謀とも言われた清との戦争を通してやっと、
その課題を乗り越えたわけです。

昭和の濱口内閣による金解禁。世界的は大恐慌だったため、
日本から金が流出し、円高を惹起。日本は金融恐慌に。

けれど第一次世界大戦・終結から十数年経った当時。
社会を安定させるため、通貨信用を回復させることは、
日本だけでなく世界・先進国の共通認識でもありました。

次の犬養内閣の蔵相・高橋是清。就任早々、金解禁を停止。
大幅な金融緩和に踏み切り、日本はいち早く不況から脱却。
しかし、この緩和はその後、是清の意に反して、
大軍拡への道をも開いてしまいます。

通貨を紙切れにする咎めは大きい。

実はアメリカ共和党内の保守派には、今も根強く金本位論者がいます。
昨年、オバマと大統領職を争ったロムニー周辺にも、金本位論者がたくさん。
もしロムニーが勝利してたら、金は今頃、もっと値上がりしてたでしょう。

安定した社会生活を望む、豊かな保守層にとって、
金本位制は何よりも大切な経済政策。

しかも今、FRBもECBも「無制限な量的緩和」を打ち出し、
日銀も第二次・安倍内閣でやはり「無制限」を言い出しました。
これらは全て、目先の景気を下支えするかもしれませんが、
最終的には通貨を紙切れにする政策。

こんな無茶苦茶な政策を世界各国がやっていて、目の見える人が、
どの通貨にも信用が置けないと思うのはムリありません。

これまで先進国・中央銀行の中で、日銀だけが唯一、
無制限な量的緩和に抵抗してました。けれど黒田・新総裁の下
無制限の方へ舵を切り、円はドンドン安くなってます。
世界で頼れる通貨はなくなりました。

そう。今こそ金の出番です。以前、私はこのブログで、
金と日本円に投資しとけば、長期的には間違いないと書きました。
その通りになりました。

けれど情勢が変わり、日本円もあてにならないとなると、
もう金しかありません。今日、金の国内小売価格は
36円騰がって5338円。徐々に6000円が視野に入ってきました。

自分で買わなくてもいいから、金価格には注目しておきましょう。

傘
umbrellas

青森高校

大宮から乗る東北新幹線「はやぶさ」。緑色の車体が印象的。
新青森まで時速300㎞。春の景色が車窓を過ぎてゆきます。

もうほとんど雪はありません。福島、仙台、盛岡、そして新青森。
ほとんど止まらずに三時間ほど。新青森からは在来線。青森行きと
弘前行きが同じホームから。青森行きに乗ると一駅で青森駅。
思ったより小さな駅。二階建てで「あおもり駅」の緑の文字。

バス・ターミナル三番乗り場から市営バスが出てます。
二十分ほどで青森高校前。地元では「青高」(せいこう)。
青森中学と青森高女が戦後にくっついて青高に。

ちなみにこの場所。明治終わりまでは青森歩兵・第五連隊の駐屯地。
この第五連隊がロシア戦を想定して1902年(明治35年)雪中行軍
(せっちゅう こうぐん)を実施。

行軍最中、思わぬ気象転向が起き、計画の杜撰さも手伝い、
210名の参加者のうち199名が凍死という事件が起きました。
「八甲田山・死の彷徨」という映画にもなった事件。

そんな青森中学。太宰治、高木彬光といった作家を輩出。
青森高女からは歌手の淡谷のり子が出ました。

正門から入ると校舎は四階建て。新しいキレイな校舎。立てられて数年。
玄関を入ると右が受付になってます。この校舎。上空から見ると
直角三角形。二階が三年生、三階が二年生、四階が一年生。

校内を歩いていて目を引くのは学習センター。図書館です。
円形の建物で、図書貸し出しだけでなく自習設備も完備。
なんと太宰治コーナーも。

東北人らしい屈折した心理を連綿と作品に綴った太宰。
戦後、その苦悩に共感し「太宰が生きてるからオレも生きる」
という文学青年が多数、現れ、太宰を取り巻きます。

そんな文壇を苦々しく見つめてた東大生・三島由紀夫。
三島はある時、太宰を囲む会に乗り込み、青年たちから
チヤホヤされてる太宰の前に座り、一言。

僕は太宰さんの文学がキライです。

場は一瞬、凍りつきました。ところが太宰は。

そうか、キライか。キライなんだ。
けど、こんな会に来てるってことは、やっぱり好きなんだ。
アハハ。

ケンカを売った三島の方が拍子抜けした格好。若き三島に
言われるまでもなく、自分の作品の愚かさと汚さを
最もよく知ってたのは太宰その人でしょう。

「女のいない世界に行きたい」と言いながら、終生、女性問題に
悩まされ、最後は女性と共に入水自殺。最後の作品は「グッドバイ」。
「ヘタレ」と言っては、言い過ぎでしょうか。後に「鉄と太陽の作家」を
自認する三島に、太宰の作風が我慢ならなかったのもムリなきこと。

さて青高に戻りましょう。七月の青高祭がメインの行事。
最終日には青森市文化会館を借り切って、歌とダンスのコンテストが
行われます。"DISC"と呼ばれるこのコンテスト、青森市民も
毎年、楽しみにして足を運びます。

部活動では軽音楽部が秀逸。部と言っても、複数のバンドが
寄り集まった雰囲気。そうである故に、さまざまな音が飛び交い、
思いもかけない曲が飛び出してきます。1980年代、軽音楽部にいた
佐藤竹善(さとう ちくぜん)は同級生の男子・藤田千章と組みます。

息が合うと確信した彼ら、青高卒業後、東京でバンドを結成。
それが「シング・ライク・トーキング」1990年代、ヒット曲を
連発し、押しも押されもしないバンドに成長。

武道館コンサートでは、いつも楽しそうに歌ってた佐藤。
その心には、いつも青高が、八甲田山があったことでしょう。

ブーケ
bouquet

新宿の文法クラス

一学期がスタート! 月曜日は新宿教室から。読解、文法と続くクラス。
文法は二限目。東工大、早慶を目指す人たち。二十名ほど。

春期講習に来てた人も何人かいます。けれど受験勉強が本格的に
始まるのはこれから。焦る必要はありません。
落ち着いて始めましょう。

スイーツ
sweets

戸山の卒業生(2)

戸山・男子が新宿教室に。とはいえ彼は浪人生。私に習って国立大を
受験した昨年は不合格。けれど河合塾で過ごした一年間。それなりに
自分を見つめ直したようです「浪人してヨカッタ」。

結局、早大に進学することになりました。戸山からは目と鼻の先。
農業・生物・化学。この辺りで、これから研究を始めるよう。
専攻を絞るのはもっと後でいいとか。

こういう理系分野こそ、今後の日本で最も必要とされる分野。
一年間、彼はシッカリ地力を蓄えました。高く跳ぶには、
まず身を低くしなくてはなりません。飛躍はこれからです。

桜
spring

韓国人の差別意識

韓国人の黒人・東南アジア人への差別意識は強烈です。
有色人種への侮蔑は日本人が想像できないほど。

しかもその差別意識は障害者のような弱者にも及びます。
お決まりの反日ソング。けれど日本人を「障害者」と
連呼する曲がチャートのトップに。そんな曲をカラオケで大声で歌い、
韓国人は溜飲を下げてるわけです。

「障害者」を引き合いに出して侮日する韓国人。
彼らのメンタリティが映し出されてます。
友人とすべき人たちではないでしょう。

白
white
プロフィール

ゆめラジオ

Author:ゆめラジオ
ユーチューブとリンク

リンク
最新記事
最新コメント
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
92位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
塾・予備校
10位
アクセスランキングを見る>>
カレンダー
03 | 2013/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
検索フォーム
月別アーカイブ