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川内原発、稼働!

九州電力・川内(せんだい)原発の一号機が八月、稼働を始め、
二号機も今月、稼働。安定したベースロード電源が確保されました。
四国電力・伊方(いかた)原発も、今冬、稼働予定。安全を
確認された原発から、順次、稼働。

原発は初期投資が莫大で、数十年かけて、回収していくビジネス。
電力会社はそのビジネス・モデルに基づいて、電気料金を計算。
原発がストップしたままだと、電気料金は上がり続けます。

中小企業・経営者の中には、上がり続ける電気料金に、頭を痛めてる
人も、多いはず。そんな人たちに、今回の原発・再稼働のニュースは、
まさに福音。

新規に原発建設の計画を立てるかどうかについては、議論が必要。
けれど、既設原発については、動かした方が、安全、安価。CO2も
出しません。原発は、ストップしたら安全というものでは、ありません。

さまざまな電力源で、人が最も死ぬのが、断トツで石炭火力。次に、水力。
原発では、人は、ほとんど死にません。一般流布のイメージとは、かなり
違うでしょう。今までの統計では、原発で、人は死にません。

法律も条令もなしに、ストップしたままの日本の原発。菅内閣の負の遺産。
民主党政権は、まともな震災復興もできなかっただけでなく、原発の
全ストップという禍根を残しました。

太陽光、風力といった再生エネルギーは、全発電量の1%。あれほど
太陽光への補助金が投入されたのに。水力をいれても、やっと10%。

再生エネルギーは「ベースロード電源」たりえません。日が沈めば、
太陽光は使えず、風が吹かねば、風力はムリ。電気をためておく
技術は、今はありません。

良い性能の燃料電池の開発が待たれます。その開発あれば、脱原発の
議論にも正当性が出てくるでしょう。画期的な燃料電池の開発までは、
既存原発を動かしながら、つないでいく、これが現実的な考え方です。

ジャガイモ
potatoes

核燃料サイクル

原発を稼働させると、使用済み燃料が発生。この使用済み燃料は、
「キャスク」と呼ばれる頑丈な容器に入れ、四十~五十年間、
冷却保存。この期間を「中間貯蔵」と呼びます。

使用済み燃料は、必ず中間貯蔵を経る必要があります。
最終的な扱いについては四十~五十年の後、判断。

言い換えれば、四十~五十年間の猶予があるわけです。
原発について「トイレなきマンション」と言われますが、
トイレは当分の間、必要ない、というのが実情。

中間貯蔵後の使用済み燃料の扱いについては、二案。
そのまま地下処分する、という案。もう一つ、使用済み燃料を
再利用しようという案。フィンランドなどは地層が固く、安定してるため、
地下で中間貯蔵した後、そのまま最終処分することを決定。
小泉・元首相の訪問で有名となったオンカロ施設も、この方法。

再利用は、日本のような資源のない国には魅力的な案。
使用済み燃料から、核燃料を取り出し、再利用。これが「核燃料サイクル」。

核燃料サイクルでは、使用済み燃料から核燃料を取り出す時、
元のエネルギーより数倍のエネルギーが得られると喧伝されました。
一度使った燃料を増やしながら、ずっと使っていける、
という夢のような話。これを「増殖」と呼びます。

ただし、使用済み燃料から核燃料を取り出す時、プルトニウムが発生。
日本は既に核燃料サイクルで発生したプルトニウムを、数十t抱えてます。
長崎型・原爆を何千発も製造できる量。

エネルギー増殖を行うための要となる増殖炉が、福井にある「もんじゅ」。
核燃料サイクルの期待を担って1990年代、スタートしたもんじゅでしたが、
ナトリウム漏れ事故を起こし、それ以降、止まったまま。

核燃料サイクルを国策と決めたなら、ナトリウム漏れ事故などにめげず、
改善しながら、稼働させ続けるべきだったのですが、日本は核アレルギーの
強い国。結局、もんじゅ再稼働はならず、核燃料サイクルも頓挫し、
現在に至ってます。

夏空
summer sky

トリチウム

今、福島・第一原発の敷地内はタンクだらけ。「汚染水」が日々、
たまっていきます。いずれ敷地は一杯に。他の敷地を
確保しなくては、なりません。

けれど、この汚染水。実は放射性物質は、ほぼ除去されてます。
ALPS(アルプス)と呼ばれる東芝製の装置。これでトリチウム以外の
全ての放射性物質は取り除けます。

トリチウムは、私たちの周囲に恒常的に存在してる物質。飲んでる水にも
含まれてます。原発で出るトリチウム。制限なく、というわけには
いきませんが、希釈して放出。全世界の原発で、そうなってます。
もちろん日本の原発も、そうしてきました。

ところが今、福島ではトリチウムは危険と恣意的に定義され、
必要ないタンクがドンドンでき、水がためられてます。全く意味ない
作業ですが、ノー・リスクでないとダメだ、という雰囲気ができあがり、
こうなってます。

これまで通り、サッサと希釈して放出すればいい水を、いちいちタンクを
作って、ためる作業。この時間とエネルギーを、もっと有効な作業に
使えば、何十年と言われる廃炉作業も、もっと前進するでしょう。

風評被害を恐れて、という説明。けれど、それならリーダーが前に出て
「この水は危なくありません」と説明すれば、済む話。その説明がないから、
無意味なタンクができあがり、ホンとに必要な作業が後回しに。

タンクなど無限に作り続けることはできません。しかも、本来は
必要ないタンク。東電ではなく、政治リーダーシップが求められてます。

ひなぎく
nature

廃炉ビジネス

事実状、破綻してる東京電力。廃炉も賠償も自力では不可能。
ここまで来れば、当然、分社化が話題となります。

電気事業を担当する電気事業会社と廃炉を担当する廃炉会社。
賠償は国も関与しながら、両方の会社で担当することになるでしょう。

分社化が実行されると、新しい電気事業会社の株価はうなぎ上り。
もともと日本の電気事業は独占状態で、儲かるビジネス。
しかも現在の株価は最底辺。

とはいえ一方の廃炉ビジネスの方が、よっぽど有望。原発を今後、
再稼働するにせよ、しないにせよ、新規の原発設置はもう不可能。
今ある五十数基の原発には、遅かれ早かれ、数十年で廃炉の時期が来ます。

日本だけではありません。世界には四百基・以上の原発が現在、稼働中。
その数は今後、増える一方。これらも数十年で廃炉を迎えます。
一基当たり数兆円とも言われる廃炉事業。
これは大きなビジネス・チャンスです。

日本の原子力・技術を絶やしてはなりません。原発・再稼働に関わらず、
廃炉は今後、世界で必要とされる事業。それを日本がリードできるなら、
世界に大きく復興をアピールできるはずです。

花束
bouquet

未来のエネルギー、原子力

東海村で昭和三十二年、日本で初めて原子力の火が灯りました。その後、
研究開発が続けられ、九年後の昭和四十年、最初の原子力発電所が
運転を開始。エネルギーを供給し始めました。

当時を生きてた人なら「エネルギー」という言葉に、未来の響きが
あったことを覚えてるでしょう。そもそも日本語で「エネルギー」という
言葉が使われるようになったのが、この頃。

鉄腕アトム。どらえもん。彼らが飛んだり走ったりする力も、
実は原子力ネルギー。原子力はまさに未来のエネルギーでした。

中東で頻発する政変や戦争。激化する東西冷戦。
国内に全く資源のない日本人にとって、原子力は安心の源。

原子力さえあったら、外国で何かあっても大丈夫。

そんな意識が日本人の心に広がります。原発はドンドン新設され、
その数は五十基を超えました。今では全てストップしてますが、
東日本・大震災の前、原子力は全エネルギー消費の三割を担うまでに成長。

二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー源として、
日本が次世代、世界をリードする産業分野と目されました。
震災がなければ、今頃、原子力はもっと賞賛されてたでしょう。

カクテル
cocktail

原発の立役者

第五福竜丸の被ばくによって日本全体が反米・反核に包まれてた
昭和二十九年、東京・銀座では「核の平和利用」が極秘に始動。

立役者は正力松太郎(しょうりき まつたろう)読売新聞社・社主で
日本テレビ放送網も握ってました。正力を補佐したのは日テレ・重役で
側近中の側近だった柴田秀利(しばた ひでとし)。

柴田はアメリカが送り込んだ工作員と銀座で極秘に接触。
日本政府からのメッセージを伝えます。
この席で原発・開発が決められました。

翌・昭和三十年、吉田茂の「バカヤロー解散」で衆議院選挙に。
正力はこのチャンスを逃さず、地元・富山から出馬し、当選。
国政の場で原発開発を訴え始めました。

この年、読売新聞はアメリカから原子力の専門家を招いて、
日比谷公会堂で講演会を開催。日比谷公会堂の周囲は会場に
入りきれなかった観客で埋まりました。

講演の模様は日テレで放送され、街頭テレビの前には人だかり。
この後、正力はメディアを総動員して原発・推進運動を協力に展開。
前年の第五福竜丸・事件は、あっという間に人々の意識から消えていきます。

昭和三十年の終わり、保守が合同し、自由民主党が結党。
四原則が発表され「領土返還・憲法改正・再軍備・原子力」が
定められました。正力にとっても、柴田にとっても、
感無量だったことでしょう。

虹
rainbow

粘土壁と凍土壁

驚くべきことですが、現在、福島原発が建ってる場所は、昔は川。
水がドンドン流れ込んでくるのも当たり前。
「活断層」どころの話ではありません。

流れ込む水の量は一日1000t。既に1000tタンクが千個、
作られ、あと千個で福島原発の敷地は一杯になります。

余裕あるうちに敷地を隔離するために、壁が作られることになりました。
ところが、その壁が、なんと凍土壁。地面を凍らせて、壁を作る工法。
数㎞に亘っての凍土壁など、前代未聞。建設だけで二年かかる予定。

粘土壁の方が前例もあり、作りやすいはずですが、
資金の出所に問題がありました。今回の建設費は、
東電でなく国が支払ます。

凍土壁だと前例がないので「研究開発費」という一般会計の予備費から
捻出できます。しかし、粘土壁だと、通常の一般会計からの支出となり、
財務省が難色。このような経緯で凍土壁となりました。

建設予算は約一千億円。その後、ランニング・コストもかかります。
一体、この工法、うまく行くでしょうか?

小麦畑
wheat

原子力・規制委員会

原発の安全性を定めるために設置された委員会。
この委員会が定める安全基準は大きく三つ。

1・設置変更・許可
2・工事計画・認可
3・保安規定変更・認可

福島原発での事故を受けて、以前より厳しい基準に。
それだけなら問題ないのですが、設置基準を過去に遡って
適用しようと言うのだからタイヘン。

これまで問題なしとされた既設・原発にも、今回の基準が
適用されます。憲法で定められた「法の不遡及」に明らかに抵触。

この委員会の許可・認可には一基当たり半年ほどかかり、結果、
現在、全ての原発が止まってます。しかも、この委員会の報告には、
法的権限など何一つありません。

酒
sake

原発・再稼働問題

現在、日本で稼働してる原発は一基もありません。その分、老朽化した
火力発電所がフル稼働して、私たちの電力需要を賄ってます。

原発ストップに関して、実は法的根拠は何一つありません。
各原発に義務付けられてる定期点検。それが終わって、
なし崩し的に再稼働がストップされ、現在に至ってます。

法的根拠もないのに、原発が止まってる状況は明らかに異常。
法治国家では法律に基づいて、社会の物事は決定されねばなりません。
原発を止めるなら止めるで、省令なり、法律なりが必要です。

原発そのものが、今後どうなるか分からない宙ぶらりん状況。
そこで働く従業員の士気も大いに下がってるはず。

火力発電のためのLNG輸入も増加。2011年は2.4兆円。2012年は3.1兆円。
そして2013年は3.8兆円もの輸入。合わせて9兆円。この額を見て、
GDPと比較した人も多かったことでしょう。

原発問題は、都知事選挙のイシュー(争点)に。その結果、
地方選挙とはいえ、原発をすぐにやめる選択には、
有権者のノーが突きつけられました。

政府は、早急に原発に関して法的決定を下すべき時期。
将来的に原発を減らしていくかどうかについては、
これから時間をかけて議論していくべきでしょう。

色
colors

小泉・元首相が脱原発を主張

小泉純一郎・元首相が先月から突然「脱原発」を訴え始めました。
感情の機微を理解することが天才的にうまかった元首相。民意は今、
脱原発にあると察して行動に移したようです。その眼力は健在。

思えば元首相。在任中は原発推進・発言を繰り返してました。
なのに今、脱原発。その矛盾を聞かれて「人の意見は変わるものだ」
と反論。そして。

維新の志士たちも攘夷から開国に、意見を変えたじゃないか。

こう言われて言い返せる記者はいませんでした。次男・小泉進次郎。
毎月、被災地に足を運んで、状況を視察。その行動力は他の議員を圧倒。
もう十年ほどすれば、首相候補に推されてるでしょう。

今回の元首相の発言も進次郎が首相になるための地ならし、と見る向きも
あるようです。元首相の発言には、そんな遠望深慮があるのでしょうか?
今後も注目しましょう。

傘
umbrella

汚染水処理

福島原発の汚染水処理が一向に進みません。進まないどころか、
雨が降り、地下水が湧き出る度に、量がドンドン増えてます。
タンクをいくら作っても、全く足りません。いずれは海に破棄せざるを
得ないでしょう。世界から見れば、いい迷惑です。

何かがはがれたとか、タンクが傾いたなどの報道ばかり。
東電は問題解決能力を全くなくしてます。

災害大国の日本で、原発はムリだったようです。汚染水処理すら
まともに実行できないのに、除染に何千年もかかる廃棄物を
責任を持って処理することなど、できないでしょう。

大飯原発が定期検査のために停止してから、現在、稼働してる原発は
一基もありません。動かそうとしても地元の反発は必至。このまま、
なし崩し的に脱原発が達成される可能性も出てきました。

二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーとして、震災前は脚光を
浴びてた原発。日本経済・復活のカギを握るとまで言われてました。
けれど信頼性は地に落ち、多くの人の故郷が失われました。

フルーツ
fruits

東京電力、値上げへ

東京電力が企業向け電力料金を、四月から値上げすると発表。17%の
値上げ。電力を多く消費する企業にとっては大きな負担増。企業の中には、
自家発電に投資したり、独立系発電事業者(IPP)から電力を購入する動きも。
東電・管轄外への工場移転を検討する企業も、あるとか。

東電としては、原発を稼働できず、火力発電については、
燃料コストが上昇し、値上げしか方法がないと説明。

今回の値上げで、採算が四千億円ほど上向く模様。家庭向け料金に
ついても、今年中に最大10%の値上げ予定。東電の財務悪化を、
まず企業が負担し、次に家庭が負担する格好。

東電・再建については、原子力損害賠償支援機構が一兆円ほどの
公的融資。金融機関がもう一兆円の追加融資。新潟の柏崎・刈羽
(かしわざき・かりば)原発が再稼働すれば、再び民間企業として、
やって行くメドが立つとのこと。

公的資金投入により、東電を一時的に国有化しても、数年で東電が
返済し、民間企業として生まれ変われる、というスキーム。
うまくいくでしょうか? 推移を見守りましょう。

カトレア
cattleya

東京電力、6000億円の赤字見通し

東京電力(9501)が2012年3月の決算見通しを発表。売上高は5兆3150億円。
最終赤字は6000億円。2011年3月では1兆2473億円の赤字でしたから、
そこらから半減する見込み。

政府から8900億円の公的支援を受け、純資産は7088億円を維持。
債務が資産を上回る債務超過は避けられることになりました。

東電としては「民間会社でいたい」という意志を表明してます。
しかし事実上、公的管理に入ったと見ていいでしょう。

もみじ
autumn
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